2014年7月30日水曜日

エビとフジヤマとわたし

先日ギャラリーチフリグリにえびのじること折原さんの展示を見にゆきました。
お名前のとおりえびの作品がたくさんありました。

えび!

えび!
えびえびえび。

かわいい海老からドープな海老、おいしそうな海老まで。全部海老ですが楽しい展示でした。残念ながら展示は終了してしまいましたが、どこかで見かけた際は是非。平面作品もかっこよくてすてきです。(わたしは特にコラージュ作品が好き)

二年ぶりにお会いした折原さんですが、わたしの事を覚えてくださってとても嬉しかったです。折原さんの第一声が「あっ!あの、食への執着がすごい子!」 笑
 前回お会いした際も山形でオビハチのカレーを食べながら食べ物の話をしていました。

食べることが好きなわたしの記憶はよく食べ物と結びついております。

----------
1ヶ月前に果実酒を仕込みました。

へたをとったり、きれいに洗ったり、拭いたり。
仕込んでいると果実のひとつひとつが可愛くて愛しくなりました。 
そう簡単に熟成されない事は勿論知っているのですが、毎日戸棚を覗いてしまいます。

定番の梅酒。

 そしてすももとオレンジ。
オレンジに関しては、最近うっすら色づいてきました。飲めなくもないのですが、まろやかな果実酒が好きなので、寒くなるまで熟成させようと思います。

毎日戸棚を覗く度思い出す、山形の農家の方に教えてもらったさくらんぼ。フジヤマというまだメジャーではない品種なのですが、ナポレオンの突然変異で、味はナポレオンなのに、アメリカンチェリーのように色が真っ黒なさくらんぼでした。

 そのまま食べるのであれば佐藤錦の方が美味しいし、購入には至らなかったのですが、今思えばあれでお酒を仕込んでいたら、味はさわやかで色は美しく赤い、さぞすてきなお酒ができていたんだろうなあと考えてしまうのです。それだけ思い募らせているくせに、諦めきれない自分への慰めなのか「想像ばかり膨らんでいるけれど、実際仕込んだら大したことないかも...」と邪推まではたらきます。
 
 まぼろしの味を想像することは、たのしいものです。
一番おいしさを味わっているのは今なのかもしれません。それでも来年またフジヤマに出会ってお酒をつくれたら、忘れられないものになると思います。

0 件のコメント:

コメントを投稿